
お重に詰められた、彩り鮮やかなお正月料理・おせち。昔は毎年、家で作る家庭が多かったものですが、近年ではデパートやスーパー、料理店などで事前に注文し、用意するという家庭も増えています。どちらにしても、正月らしさを感じることのできるお料理です。数の子や海老、田作りなどの海産物、黒豆、栗きんとん、お煮しめなどの大地の恵みなど、色鮮やかなおせちの重箱には、それぞれ五穀豊穣や、不老長寿、子孫繁栄などの願いがこめられたものが詰められています。
言葉遊びのように語呂で縁起を担ぐだけでなく、人参と大根の紅白のなますや紅白のカマボコなど、色にもこだわっています。そんなおせち料理の代表であるかまぼこは、紅白の色が縁起が良いだけではありません。水平線に上がる日のような半円形の形は、まさに新しい年の夜明けをあらわす日の出そのもの。日本人にとって縁起のよい配色である紅白の色とともに、形でも、お正月のめでたさを示しています。
またおせちに欠かせない栗きんとんは、クチナシの美しい黄色が特徴の料理。輝くばかりの黄金色は、財宝や豊かさをあらわしています。名脇役・黒豆は、まめまめしく働ける健康さをあらわし、また一年、元気で動けるようにという願いがこめられていますこれらの料理はおせちのほんの一部です。ほかにもそれぞれ縁起のよい理由があり、お重に入っています。
日本のお正月らしい一年の始まりは、気持ちよいスタートになるでしょう。おせちのことならこちら
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